宿泊施設の接客英語 チェックイン編

目からウロコの宿泊施設接客英会話 チェックイン編7 パスポートを見せてください、とお客様に英語で何というか?

パスポートを見せてください。

日本に住所を持たない外国人のお客様が宿泊の際は、パスポートの呈示とコピーを保存することが日本でも義務付けられました。日本人が海外に出れば当然同じように宿泊施設で呈示を求められますが、海外旅行に慣れていない場合は、突然パスポートを求められたら戸惑うことでしょう。外国のお客様も海外旅行に慣れていなければパスポートを要求されることが想定外の場合もあります。突然プリーズもつけずにPassport?「パスポートは?」などと言ってしまったら、非常に失礼な表現ですしお客様を戸惑わせる言葉です。必ずPleaseを付ける、もしくはCan IMay ICould Iなど丁寧な表現で聞きましょう。

May I have your passport, please?「パスポート頂戴できますか?」

Can I see your passport, please?「パスポート拝見できますか?」

Could you show me your passport?「パスポートを見せていただけますか?」

I will need to see your passport, sir. 「パスポートを拝見させていただきます」

 

パスポートの呈示に難色を示した場合

It is required by law, sir. 「法律で義務付けられています」

It is required by law to keep records of our guests’ personal details.「お客様の情報を記録し保管することが法律で義務付けられておりいます」

こちらに厚生労働省の公式案内があります。日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字/中国普通語)の4か国語で表示していますので、プリントアウトして理解を求めましょう。

日本国内に住所を持たない外国人宿泊者に係る旅券の呈示及びコピーに関する案内(外国語)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/seikatsu-eisei26/01.html

 

日本国内に住所があることを確かめたい場合

日本の住所がある外国国籍のお客様の場合は、パスポートの提示やコピーは必要ではありません。身分証明書の提示を求めても、それはお客様の任意ということになります。また外国人登録証明書や在留カードなどのコピーを取ることは越権行為にあたりますので注意しましょう。

May I see your ID, please? 「お客様の身分証明書を拝見してもよろしいですか」

Could I see some form of ID, please?「何らかの身分証明できるものを拝見できますか」

身分証明書は英語ではID「アイディー」と言います。本来はidentificationと言いますが、今では省略されてアイディというのが普通です。パスポートはコピーを取る必要がある場合はMay I haveとも言えましたが、この場合は身分証明書を拝見するだけですので、seeという動詞が適切です。

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