目からウロコの宿泊施設接客英会話 チェックイン編2 英語で丁寧にお客様の名前を聞くには
お客様の名前を聞く
チェックインの際、お客様が先に名乗ってくれればよいですが、こちらからお名前を聞く場合は
Could I have your name?「ご芳名を頂戴できますか?」
May I know your name, please?「お名前を伺っても宜しいですか?」
と聞きます。それぞれとても丁寧な聞き方です。Can I have your name?よりもCouldを使った方がより丁寧な表現になります。また疑問形にPleaseをつけるとより丁寧です。日本のホテルでは、結構な大手のホテルでさえ、Your name? What is your name?と言ってしまっているのに出くわすことがあるのですが、ネイティブスピーカーにとって「おたくの名前は?」「名前は何です?」という不躾でつめたい印象に聞こえます。英語には敬語がないのかと私も昔は勘違いしていましたが、英語にも敬語に当たる丁寧な表現が沢山ありますので気をつけましょう。英語が苦手で単語しか並べられないのであれば、せめてYour name, please?や、男性のお客様へはSir女性であればMadam(既婚)やMa’am(既婚未婚問わず)など何か一つ丁寧語や敬語にあたる言葉もつけてみると、与える印象は大きく変わるはずです。日本語で「頂戴できますか」という表現があるので、haveという動詞を使うのは何となく理解できますよね。May I know your name?という聞き方は日本人には馴染みがありませんが、ネイティブスピーカーには、むしろ丁寧な表現に聞こえるようです。
お客様の苗字、名前、姓名をそれぞれ聞く場合
May I have your last name? 「お客様の苗字をいただけますか?」
May I know your first name, too?「お客様の下のお名前もいただけますか?」
Could I have your full name? 「お客様のフルネームをいただけますか?」
姓名に関しての英語の表現は次章でも説明します。
何という名前名義か聞く場合
グループのお客様がチェックインされる場合は、代表者の個人名を聞く代わりに、こちらの質問フレーズで伺ってもいいでしょう。
What name is the reservation under?
Underというのは、〇〇という名義で、〇〇という名で、という意味で、上記フレーズは「何というお名前でご予約されましたか?」という質問です。
○○名でというのは、他には英語で以下のように使います。
Yes, it’s in the name of John Smith.
Yes, it’s under the name of Smith.
We have a reservation under John Smith.
I have a reservation under the last name Smith.
上記のように、「in the name of 個人名」や「under 個人名」もしくは「under the name of 個人名」で使います。
次章は、お客様の名前のスペルを聞くための英語についてです。